5月 212015
 

【講習1】- vrayとは

■レンダリング

レンダリングとはデータとして与えられたモデルを計算によって画像化すること。3次元物体のデータを画像化するときには、視点位置・光源(位置・種類・数)・物体(形状・材質)・頂点座標を加味し、陰面消去・陰影付け等の作業を経る。(はてなダイアリーより)

■V-ray

vrayはrhinocerosのプラグインとして動作し、非常に高速でフォトリアルなレンダリングができる。レンダラーのみにもかかわらず価格は10万円を超えるが、上記の特質のためレタッチにかかる手間などが大幅に低減できるため、かえって経費削減につながり、映画や建築ビジュアライゼーション等のプロ業界では大変広く利用されている。(wikipediaより)

※Vray for Rhino ver3.0 tutorial for Architects
https://docs.chaosgroup.com/display/VRAYRHINO/V-Ray+for+Rhino+QuickStart+-+Intro+for+Architects


【講習2】- Vrayの使用準備

■「現在のレンダラー」の設定
・メニューバー > Render > Current Renderer > V-Ray for Rhino

■「レンダリングプレビュー」の表示設定
①Vrayメニュー「Vray Frame Buffer(レンダリング結果の表示)」をクリック

②Vrayメニュー「Starts an Interactive Render」をクリック



※ビューポートの表示設定で「Vray Interactive」もあるが、処理が重いのでこちらの使用をお勧めする。

■「地盤面(無限平面)」の設定


・Z座標0の平面に、無限平面のオブジェクトが配置される

 



【講習3】- 光源の設定

■太陽の設定(Sun)

<1.位置と座標>

※デフォルトの設定では、太陽光がとても明るく設定されているので、注意すること。そのコントロールの方法を以下に示す。
※rhinoのx座標正方向が東、y座標正方向が北として太陽は配置される。方位を合わせたい場合は、モデルを平面上で正しい向きに回転させること

①メニューバー > Panels > Sun
・ダイアログボックスに太陽の設定が現れる

②「On」にチェックを入れ、「Manual control」のチェックを外して、緯度や経度、日付、時間を設定する
sun

<2.太陽光の設定>

①Vray Asset Editor > Settings > Environment > Backgroundのチェックマークをクリック(下記画像の赤印)

②下記画像の赤印をクリック > 「Sky」設定を反映
 

③必要に応じて下記の項目の設定を変更する
・Sun「/Rhino Document Sun」に設定されているか確認する
・Main > Size Multipler → 光の柔らかさを調整できる(5程度推奨、デフォルト=1)
・Sky > Ozone → 値が大きいほど光が青みがかる(デフォルト=0.35)
・Ground Albedo > Albedo Color → 地面から反射した太陽光の色 
※Cameraの設定を調整しないと白飛びすることがあるが、設定は間違いではない。

 

■照明の設定(DirectionalLight, LinearLight, PointLight, RectangularLight, Spotlight)

※室内パースをレンダリングする際は輝度不足となるので照明を設定する

①光源の配置


上記画像の赤枠内アイコン。左より
・RectangularLight(矩形光源作成)
・SphereLight(球光源作成)
・SpotLight(スポット光源作成)
・PointLight(点光源作成)

【例】下図例では点照明(PointLight)を室内全体に配置した
light1 light2

②照明の強度・色味の調整

・Vray Asset Editor > Lights > 調整したい光源を選択 
・Color  →光源の色味
・Intensity →光源の強さ(デフォルト=30)
・Units →Intensity最大でも暗い場合、「Radiant Power(W)」に設定

③室内レンダリング例1
test01 test
左図:照明を設定しなかった場合の内観例
右図:照明を設定した場合の内観例

④室内レンダリング例2
tes
照明を配置しなくても、うまく太陽光を取り入れることで下図のような画像を生成できる

 


【講習4】- カメラの設定


■画角の設定

NamedView Camera ビューポートカメラの表示、非表示、トグル nv link

gakaku
・(何もオブジェクトを選択していない状態で)オブジェクトプロパティ
→レンズ長を調整する
※値が小さいほど広角になる
※レンズ長=50 → 外観など、歪みの少ない画角
※レンズ長=28 → 人の視野角
※レンズ長=20 → 内観など、歪みは大きいがダイナミックな画角
・人の視線の高さにカメラを合わせる場合は、「Camera」「Target」それぞれのZ位置で調整する。

 

■ビューの保存(NamedView)

・お気に入りのビューを保存する

NamedView NamedView 名前の付いたビューパネルをトグル nv link

 

■カメラの設定
①【簡易設定の場合】

・Vray Asset Editor > Settings > Camera > ExposureValue
・値が高いほど暗い写真になる(デフォルト=10)
・15推奨 適宜調整する

②【現実のカメラ設定の場合】

・Vray Asset Editor > Settings > Camera > 右のアイコンをクリックし、「Advanced Setting」モードへ
・現実のカメラと同じように設定が可能
1) Shutter speed (シャッタースピード):wikipedia
2) F-number (F値、絞り値):wikipedia
3) Film speed (ISO感度):wikipedia

 

■解像度の設定

①出力サイズの設定

・Vray Asset Editor > Settings >RenderOutput
・Image Width/Height →サイズをピクセルで設定(AspectRatioに依存)
・AspectRatio →サイズの比率(Customで自由に設定できる)
※大きければ大きいほど高い画質のものが取り出せるが、レンダリング時間がかかる
※最初はテスト用に低解像度のもので設定して、どんなレンダリング画像が出力されるかスタディすること

②解像度の設定

・メニューバー > File > properties > 上記画像のウィンドウ表示
・Document Properties > Render
・DPI = Dot Per Inch→ 試し”72”, 本番”250″~”300″
※値が高いほど高解像度
・Quality→ 試し”Draft quality”, 本番”Final quality”

 

■写真へのはめ込み(機能の紹介)

・森アトリエの写真を撮影する。※写真に二面映っていること

IMG_2261

①画像をライノのパースペクティブビューの背景に挿入する。

ViewportPropertiesコマンドを使用してパースビューポートに画像を配置する。

PerspectiveMatchで位置を指定して、パースビューをビューポートの壁紙として使用されている画像に合わせる。

・壁紙があるビューポートをクリックしてアクティブにし、PerspectiveMatchコマンドを実行する。

・壁紙上の点を慎重にピックして、モデル上の対応する3D点をピックする。

・壁紙上の点と3D点の対を少なくとも6つピックするまで選択を続け、Enterキーを押す。

rhino_perspectiveMatch

※上の画像の状態になればOK

 


【講習5】- カメラの設定
■vrayでのマテリアル設定

<A.vismatデータを貼り付ける>
「vismat」:レンダリング用に質感、反射率などを設定してある形式の素材ファイル

vismatでマテリアルを設定すると、細かな設定が不要なので簡単に高精度のレンダリングが可能。
以下のサイトなどでフリーの素材がダウンロード可能なので参考にすること。

※このサイトは一例にすぎず、「vismat library」などで検索し様々な素材を探してみること

①Vray Asset Editor > Materials > 左側の「<」をクリックしてメニューを引き出す

②Categories > Contentから好きなマテリアルを選び、「Material List」へドラッグ

③loadしたmaterialを右クリック
→apply to layer をクリックし、割り当てたいレイヤーを選択する
(apply to object でオブジェクト毎に割り当てることも可能)

 

※Rhinoのレイヤプロパティからマテリアル設定することも可能

(vismatのマテリアル設定が出来ている状態で)
①’Rhinoのレイヤプロパティ「マテリアル」の項目をクリック
A_1

②’マテリアルの▼をクリックし「Use plug-in: V-Ray for Rhino」を選択する

③’「参考」をクリック
materialRhino2

④’vrayで設定されたマテリアルを割り当てる
vraymaterial3


<B.画像データを貼り付ける>

vismat形式のデータがない場合(芝生など)は画像を用いてレンダリングを行う。

①ライブラリから似ているマテリアルを選択

②Diffuseのチェックマークを選択

③Bitmap > File のフォルダマークを選択

→画像を指定

 

④デッキなどのように反復してタイルのように画像貼り付けを行いたいときは、「RepeatU/V」の欄のrepeatの値を変える
(縦に2枚、横に3枚で埋めるように貼り付けたいときはUを2に、Vを3にする)

 


【講習6】- 家具の配置

■家具データのインポート(Import)
・例)GoogleSketchUp 3Dギャラリーからの家具データDL >> http://sketchup.google.com/3dwarehouse/
・ImportコマンドでRhinoファイルにインポートする

open... Import
(アイコンを右クリック)
インポート imp link

■家具の配置(group, block)
chair2
・インポートした家具データを配置する

block
・同じデータを複数回コピーして使用する場合はgroupコマンドやblockコマンドが便利
・上図はブロックを管理・編集するブロックマネージャ

[参考]家具のmake2D

①分解
スケッチアップのモデルはblockコマンドで複数のオブジェクトがひとまとめになっている場合がある。
これを分解するためにexplodeコマンドを用いる。二重三重にブロック化されてることもあるので注意すること。②メッシュのNURBS化
データはメッシュデータでインポートされるが、メッシュで構成されたモデルはmake2Dで線が生成されない場合がある。
MeshToNURBコマンドで変換すること。

Group グループ化 g link
Block ブロック定義 bl link

 


【講習7】- 本番のレンダリング

■レンダリング
①本番用の設定

・Vray Asset Editor > Settings >Renderer
・Interactive →オフ
・Progressive →オフ
・Quality →Very High

②レンダリングの起動

②レンダリング
→レンダリングが終了したら、フロッピーマークをクリックして保存する。
→保存形式はTargaを選択する。
rander

③外観パース作成例
mainImg

 



【講習8】- 線データのillustratorへのエクスポート

■エクスポート(Export)
exp >> exp4 >>

exp2 >> exp3

・エクスポートしたいモデルを選択した状態で「Export」を実行する
・ファイルの種類を「Adobe Illustrator (*.ai)」に選択する
・AIエクスポートオプションでスケールを設定する 例「100ミリメートル = 1mm」で1/100スケールエクスポート
・Adobe Illustratorのファイルが生成される

・Adobeイラストレーター初心者のための覚書き
http://isho2016.000lab.com/?p=47

Export
(アイコンを右クリック)
選択オブジェクトをエクスポート exp link

【演習5】
■各種図面のエクスポート


【最終課題】

「森アトリエ800mm×600mmプレゼンシート」の作成

・提出締切:#07  講評会開始前(13:00)
・Adobe Illustratorでレイアウトすること
・授業教室がオミクロン22になるので注意
・授業前にオミクロンの一階に張り出すのでTASAの指示に従うこと

・Adobeイラストレーター初心者のための覚書き
http://isho2015.000lab.com/?p=47

・800mm×600mmサイズの紙面に出力して提出すること
(用紙をつぎはぎし800mm×600mmに整えてもよい,ボード化不可)

・課題詳細
http://isho2015.000lab.com/?cat=23

 Posted by at 8:56 am

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